のラプラス変換は存在しません.なぜなら
解
(a)
のとき
,よって
は指数位数
(b)
のとき
,よって
は指数位数.
(c)
より
は指数位数.
(d)
より,
は指数位数でない.
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定義 5..3
[区分的に連続]
有限な区間 で定義された関数 が次の条件を満たすとき, は区間 で区分的に連続(piecewise continuous function)であるという.
は区間 で有限個の点を除いて連続である.
の不連続点 では,左側および右側極限値が存在する.
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定理 5..1 任意の
に対して,関数 が区間 で区分的に連続かつ指数位数 ならば, のラプラス変換は存在する. |
証明
は指数位数
より,
のとき
が存在する.また
は区分的に連続より,
は
で有界.よって
を
と
の大きい方とすると
のラプラス変換は存在する.