より
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さてこの数列は収束するのでしょうか.数列の極限値が求められる場合は問題ないのですが,この数列のように何に収束するか,それどころか収束するかどうかもわからない場合があります.そんなとき,次の定理は基本です.
この定理の証明も実数の連続性をもとにしています.証明はこの章の最後で示すことにして,とりあえずこの定理が成り立つことを認めて次の問題を考えてみましょう.
解
まず,数列 が収束することを示します.そのためには数列の基礎定理より,
が上に有界な単調増加数列か,下に有界な単調減少数列か示せばよいでしょう.
より,
.そこで数学的帰納法を使います.
のとき,
は成り立ちます.次に
を帰納的仮定とすると,
次に上に有界であることを示します.
を帰納的仮定とすると,
.したがって,すべての自然数
に対して
となります.よって
は上に有界な単調増加数列となり
は収束します.
さてこの数列はどんな値に収束するのでしょうか.まず
とすると
となります.なぜそうなるのか考えてみましょう.
は単調増加数列で上に有界なので
次に漸化式
より両辺の極限値を求めると
ちょっと面倒なやり方ですね.そこで漸化式の極限値の求め方には次のようなものがあります.
証明
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解
この定理を用いるには,数列がある値に収束することを仮定しなければなりません.そこで, が
に収束するなら
も
に収束することを用いると
定理1.6より
となる
が存在することを示せばよいでしょう.
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解
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では
とは何通りなのでしょうか.数えてみましょう.
まず,それぞれの
に番号を1から
までつけたとします.そして
個の
から
個の
を1つずつとりだして並べると,最初の
は
個の中のどの
でもよいので,
通りの選び方があります.次にくるのは
個の中のどの
でもよいので,
通りの選び方があります.このようにして全部で
通りあることが分かります.これを
で表わし,
個から
個のもの取り出し順序をつけて並べたときの数,つまり順列の数といいます.しかし,この問題では
はすべて同じものと考えられるので,とりだした
個の
は並び方に関係がありません.そこで
通りのうち
の並び方を無視すると
通りの繰り返しがあることが分かります.よって求める組み合わせの総数は
さてもう一度数列
を考えてみましょう.すでにこの数列が単調増加数列であることは示しました.そこで次に上に有界であることを示しましょう.
そのためには,2項定理を用いて
を展開する必要があります.
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さて の極限値は何でしょうか.この極限値は スイスの数学者 Leonhard Euler (1707-1783) によって初めて定義されたのでEulerの頭文字をとって
で表わします.つまり
解
より
となる
が存在します.よって
超越関数の定義(definition of transcendental functions)
を
の多項式とするとき,
についての方程式
以前
をどう定義したらよいのだろうかという質問をしましたが,いまそれに答えることができます.まず
に収束する有理数からなる増加数列
を考えます.例えば,
次に, とし,
とおくと,
のとき
に収束する任意の2つの増加数列を
とすると,
であるので,
である任意の
に対して,
となるような
があるはずです(なぜでしょう).まず,
とすると
一般に が無理数のとき
無理数
の形の関数をベキ関数といいます.
定義域は
で次の性質が成り立ちます.
証明
(1)の証明.
のとき,
とすると,
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解
とし,
となる自然数を
とすると,
とおくと,
べき関数の定義と同様に,
は
が無理数
のとき
を
指数関数
の形の関数を 指数関数(exponential function) といいます.
定義域は
,値域は
で次の性質をもちます.
は
で連続で狭義の単調増加関数
証明
(2)
とおくと
指数関数 の中でも特に
のときは重要です.
対数関数
指数関数 は定義域は
で狭義の単調増加かつ連続です.したがって,逆関数が存在し,それを
と表わします.中間値の定理より
は
で定義された連続関数になります.この
を
を底とする対数関数(logarithmic function) といい,
の場合を自然対数といって
で表わします.
は
で連続で,単調増加である.
証明
(2)
とおくと
より
解
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双曲線関数
次の関数を 双曲線関数(hyperbolic function) といいます.
空中に張ったロープを自然にたわませたときにロープが描く曲線のことを 懸垂線 (catenary) といい,この曲線を表わすのに用いられたのが でした.
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(a)
のとき,
と
は収束することを示そう.
(b)
を示そう.この極限値は
と表される.