という条件のもとで,
の極値を求める問題を考えてみましょう.
より
ならば
を満たす陰関数
が定まります.いま
が
で極値をとるとすると,
かつ
より,
この定理は幾何学的に考えると次のように考えることができます.
よりベクトル
は曲線
と直交します.また
が条件
のもとで極値をとるということは,
の等高線
と
が共有点を持つときの
の値の極値のことです.したがって,
が
で極値をとるならば,この点において,
と
は接することになります.よって
と
は平行となり,
すでに外積(ベクトル積)を学んだ人は,
と
は平行より次の式を得ることができます.
解
より,
は式6.2を満たしません.そこで式6.3,6.4が
という解を持つ条件は,
のとき,式6.2,6.3より
.
これらに対して,
の値は
となります.
のとき,式6.2,6.3より
.これらに対して,
の値は
となります.
一方,
は有界閉集合であり,この上で
は連続なので,最大・最小値の定理より最大値,最小値をもちます.これらは極値でもあるので,上で求めた結果より,極値であれば,それは4か20のはずです.よって,最大値は20,最小値は4となります.
解
点 と与えられた平面上の点
との距離を
とし,
の最小値を求めます.