連続変量の確率分布において,任意の定数
に対して,確率
が
確率分布
確率変数が区間 にある確率が
平均と分散
確率変数の平均(期待値)と分散は次の式で定義されます.
正規分布
確率変数の確率密度関数が
を表すと,次のようになります.
このままでは,比較しにくいので,標準化(normalization)を行ないます.
標準化
確率変数の平均を0に,分散を1に直すことを標準化といいます.
標準化の方法
を求めるには, を求めます. は標準正規分布の左半分なので,その値は0.5となります. の値は標準正規分布表を用いて求めます.
解答
(1) 標準化を行うと,
(2)
|
2. 都市Aの夏期を除く各期の一人一日当たりの水需要量は,これまでの何年かの実績からほぼ に従うことが分かっているとする.今年の一人当たりの水需要量(夏期を除く)が250(l/人)以上になる確率を求めよ.