確率変数に対して,次の式で定義される値をの平均値(Mean)または期待値(Expectation)といい,をの分散という。
離散型の場合
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連続型の場合
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の期待値と分散
演習問題 3..3
1.
のとき次の問いに答えよう.
- (a)
- は確率密度関数であることを示そう.
- (b)
- 分布関数を求めよう.
- (c)
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を求めよう.
- (d)
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を求めよう.
2. 1つのサイコロを,3回投げるとき,1の目が出る回数をとする.
- (a)
- の確率分布を求めよう.
- (b)
- の平均と標準偏差を求めよう.
- (c)
- を標準化した確率変数を求め,更に,の確率分布を求めよう.
3. Bernoulliの定理を利用して,次の確率を求めよう.
- (a)
- 1枚の硬貨を1000回投げたとき,表が現われる回数が
を満たす確率.
- (b)
- 2枚の硬貨を1000回投げたとき,2枚とも表が現われる回数が,
をみたす確率.
- (c)
- 1枚の硬貨を2000回投げて,表の出る回数が1000回より50回以内の偏りである確率を求めよ.
- (d)
- 1枚の硬貨を2000回投げて,表の出る割合と理論的確率との差が以内である確率が以上であるようにするには,何回以上投げればよいか.