確率変数のとる値が有限個または,無限個であっても自然数で番号が付けられる場合,確率変数は離散型(discrete)であるという.また,確率変数がある区間内の全ての実数を取り得る場合,連続型(continuous)であるという.
離散型の場合
確率変数のとる値を とし,各事象 の確率を とするとき,
確率分布と分布関数は次の性質をもつ.
連続型の場合
確率変数が連続的な値をとるとき,事象 の確率が連続関数によって,
で与えられるとき,をの分布関数といい,を確率密度関数という.
(1) 男児と女児の出生率が等しいと仮定して,4児を持つ家庭の確率変数の値と確率分布を求めよ.
(2) 1つの袋に赤玉4個と白玉6個が入っている.同時に3個の球を取り出す場合,赤玉の個数を表わす確率変数と確率分布を求め,そのグラフをかこう.また, を求めよう.
3. 与えられた に対して,関数
が与えられている.
4. 確率密度が
で与えられている.
5. 関数
が与えられている.