繰返し独立に試行を行うとき,注目している事象が初めて起こる直前までの試行回数をとし,を注目している事象が起こる確率とすると,注目している事象が回目に起こる確率は,
となる。このとき,確率変数は幾何分布(Geometric distribution)に従うといい,
期待値を求める一つの方法に,母関数(generating function)を用いる方法がある。
離散型の場合
とおくと, より,のとき, となる。よって,期待値はが求まれば微分することにより求めることができる。
連続型の場合
とおき,を整級数で置き換えると,