1.3
1.
(a)
共に2次の同次関数.よって
ここで
とおくと
より
この式を変形して変数分離形にもっていくと
より
または
よって
ここで
を代入すると
よって
(b)
共に2次の同次関数.よって
ここで
とおくと
より
この式を変形して変数分離形にもっていくと
より
または
よって
ここで両辺を4倍すると,
次に
を代入すると
これより
となり
(c)
共に2次の同次関数.よって
ここで
とおくと
より
この式を変形して変数分離形にもっていくと
より
または
よって
ここで対数の差は商の対数で表わせるので
次に
を代入すると
これより
よって
(d)
共に2次の同次関数.よって
ここで
とおくと
より
この式を変形して変数分離形にもっていくと
より
または
ここで部分積分
を用いると
より
ここで
を代入すると
これより
(e)
と
は同次関数ではないが,共に
を含んでいるので,
とおくと,
より
この式を変形して変数分離形にもっていくと
より
または
これから
ここで
を代入すると
これより
(f)
と
は同次関数ではないが,定数項がおちれば1次の同次関数になる.そこで
を解くと,
これより
が原点になるように座標軸の移動を行なうと,
より
これは同次方程式なので
とおくと,
より
この式を変形して変数分離形にもっていくと
より
または
これから
を得る.ここで
を代入すると
次に
で置き換えると
2.
(a)
は共に2次の同次関数より
ここで
とおくと,
より
この式を変形して変数分離形にもっていくと
より
これから
を得る.
ここで
を代入すると
または
この両辺に指数をとると
最後に初期値
より
.よって
(b)
は共に3次の同次関数より
ここで
とおくと,
より
この式を変形して変数分離形にもっていくと
より
これから
を得る.
ここで
を代入すると
または
最後に初期値
より
.よって
3.
例題1.8は座標軸の移動を行なって定数項を落とすことができた.残念ながら例題1.9は
と2つの平行な直線を扱っているため,座標軸の移動では定数項を落とすことができない.