3.7
1.
微分積分学の基本定理は次のように使う.がで連続で,ならば
(a)
(b)
(c)
2. 定積分は次のようにして求める.
のとき,つまりがの原始関数であるとき
特に,不定積分を求めるのに置換積分を使った場合
を求めるにはとおくと
となるので
として求める.
(a)
とおくとより.このとき
に注意すると
(b)
(c)
(d)
とおくと
.このとき
に注意すると
(e)
とおくと
.このとき
に注意すると
3.
4.
(a) でのときの評価を行なう.
まず,
より
また,
より
これより
ここで
より
(b) でのとき
の評価を行なう.
より
ここで
また,
よって
5.
定積分と和の極限値の関係は次の式で与えられる.
区間上で定義された関数の積分は,区間を幅
の小区間で刻んでいくと,そこに生まれる長方形の面積(ただし)は
で与えられる.このとき
で収束する定数を次のように表わす.
しかし,一般的には
と考えて,次のように求める方が簡単である.
(a) 極限値の式から
を取り出すと
ここで
より
であることが分かる.したがって,
別解
より
となるので
(b) 極限値の式から
を取り出すと
ここで
より
であることが分かる.したがって,
(c)