: 有理整数の全体は加法に対して群になることを示せ.
解
という対応は写像である.
(G1) 結合法則
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(G2) 単位元
![]() |
(G3) 逆元の存在
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よって,有理整数全体
は演算
に対して群になる.
から0を除いた集合
は乗法に関して群になることを示せ.
を
の元を成分とする
型行列全体の集合とする.このとき,
は加法群になることを示せ.
を
の元を成分とする
次正則行列全体の集合とする.このとき,
は乗法群になることを示せ.
とするとき,
. これは,2項演算である.なぜならば,
のとき,
.
次に,
(G1) 結合法則:
(G2) 単位元:
(
は
次の単位行列),
(G3) 逆元の存在:
を
次一般線形群という.
を
次特殊線形群という.
に属する全ての元
に対して,
を満たす
の元
は唯一つである.
に属する任意の元
に対して,
を満たす
の元
は
により一意的に定まる.
が群であるとする.このとき,
に属する任意の2つの元
に対して,
の元
および
が存在し,しかも,唯一通りに定まる.証明 一意性の証明と存在の証明を行う必要がある.
においては,消去律がなりたつ.すなわち,群
に属する任意の元
について
証明 各自に任せる.
を有限集合とする.
が群であるための必要十分条件は
が定義されている
に関して結合法則が成り立つ
に関して消去律が成り立つ