定義 1..8
群
の元
について,積
を帰納的に次のように定義する.
定理 1..8 (一般結合法則)
を群
の元とするとき,
について,
が成り立つ.
証明
についての帰納法で証明する.
のときには,
または
.したがって,
として,
まで正しいと仮定すると
定理 1..9 (指数法則)
群
の元
と整数
について,次の式が成り立つ.
証明
例題 1..8
群
の元
について,積
の逆元は次の式で与えられる.
解
問 1..22
群
の全ての元
について次のことが成立するならば,
は可換群であることを示せ.
問 1..23
が可換群のとき,
の元
について,次のことが成立する.
問 1..24
の元
で,
満たすものを1組あげよ.
問 1..25
を群
の部分群とする.
の元
に対して,
であることを示せ.ただし,
とする.
問 1..26
を可換群,
を正の整数とするとき,
は
の部分群であることを示せ.
問 1..27
を可換群,
を正の整数とするとき,
は
の部分群であることを示せ.