確率の定義(definition of probabilty)

さいころを投げてどの目が出るか,1枚の硬貨を投げて表がでるか裏が出るかは,実際に投げてみないと分かりません.このように,ほぼ一定の条件のもとで,繰り返し起こる現象を観察したり実験することを試行(experiment)といいます.試行によって起こる結果(outcome)は一般に多数ありますが,その起こる事柄を事象(event)という.また,試行によって起こりえるすべての事象の集まりを標本空間(sample space)といい,一般に$\Omega$で表します.事象のうち,これ以上簡単なものに分解できないような事象を根元事象(elementary outcomes)といいます.

例題 2..1  

さいころを投げるという試行を行う.このとき,根元事象は

$\displaystyle {1},{2},{3},{4},{5},{6}$

の6つであり,標本空間$\Omega$ $\Omega = \{1,2,3,4,5,6\}$である.ここで,出た目が偶数であるという事象$E$を考えると, $E = \{x : xは偶数\} = \{2,4,6\}$となる.