は実数をとり,自明でない解が存在するとき
を固有値(eigenvalue)といい,自明でない解を固有関数(eigenfunction)といいます.
の固有値は
で固有関数は
で与えられることを示せ.
解
(1)
のとき,
より
を用いると
となり,
.
のとき,
とおくと
より,
.よって
を用いると
となり,
.
のとき,
とおくと
より,
.よって
より
.つぎに
より
ならば自明でない解が存在しない.そこで自明でない解が存在するためには,
.よって固有値は
,固有関数は
となる.
,ただし
が負でない整数のとき,この微分方程式は多項式の解をもちます.この解を
で表わし,位数
のLegendreの多項式といいます.最初のいくつかのLegendreの多項式を表わすと次のようになります.
で直交系をなすことを示せ.
解
Legendreの多項式
は固有値
に対する固有関数である.よって
を次の式に
を掛けて加えると,
で積分すると
![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |
のとき