1. 1枚の銅貨を投げて表が出れば1,裏が出れば0と表わすことにする.3枚の銅貨を投げるとき,それぞれの銅貨の表がでることの確率変数をとして,次の問に答えよ.
2. 確率変数の確率密度が次の式
3. 2つのさいころを投げて出た目を確率変数とする.
1.
a とおくとの変域は である.確率分布はで与えれれる. まず,を考えてみよう. より,3枚銅貨を投げて全て裏が出る確率を求めることと同じである.場合の数を求めると,全部裏の組み合わせは8通り中の1通り.したがって .同様に,について求めると
別解 の確率分布が分かっているので,直接求めることも可能である.
次にの分散を求める.一般に を用いて求める方が簡単であるが,この問題ではの確率分布が分かっているので直接求める方が簡単である. より
2.
a の確率密度関数を求めるにはの分布関数について調べ, の関係を用いる.
の分布関数は ,の分布関数は で与えられるので,
の期待値 よりを求めるには,を求めればよいことが分かる. で与えられるので,
注 : の確率密度関数を求めたので,直接を で求めることもできる.
最後にの分散を求める.ここで に注意すると を求めるにはを求めればよいことが分かる.
b の確率密度関数を求めるにはの分布関数について調べ, の関係を用いる.
の分布関数は ,の分布関数は で与えられるので,
次に期待値を求める.
で与えられるので,
最後にの分散を求める.
3.