4.2
1.
(a)
より,は通常点.よって,解を
とおくと,
となる.また,
より,これらを与えられた方程式に代入すると
を得る.これらを整理すると
となるので,ここでのベキを一番小さなになるようにそろえると,
右辺は恒等的に0なので,項別微分を行なうと,の係数はすべて0になる.よって漸化式
または
を得る.
ここで, は初期条件 で決まるので,この場合は任意の定数と考えられる.よって,
を順次求めると
これより,
これを
に代入すると
となりこの方程式の解は次の初等関数で表わせる.
(b)
より,は通常点.よって,解を
とおくと,
となる.これらを与えられた方程式に代入すると
を得る.ここでのベキを一番小さなになるようにそろえると,
次に級数のインデックスを一番大きなものにそろえると,
右辺は恒等的に0なので,項別微分を行なうと,の係数はすべて0になる.よって漸化式
または
を得る.
ここで,
は初期条件
で決まるので,この場合は任意の定数と考えられる.よって,
を順次求めると
これより
これを
に代入すると
ただし,
となる.
(c)
より,は通常点.よって,解を
とおくと,
となる.これを与えられた方程式に代入すると
を得る.ここでのベキを一番小さなになるようにそろえると,
次に級数のインデックスを一番大きなものにそろえると,
右辺は恒等的に0なので,項別微分を行なうと,の係数はすべて0になる.よって漸化式
または
を得る.
ここで,は初期条件
で決まるので,この場合は任意の定数と考えられる.よって,
となりこの方程式の解は次の初等関数で表わせる.
(d)
より,は通常点.よって,解を
とおくと,
となる.これらを与えられた方程式に代入すると
を得る.ここでのベキを一番小さなになるようにそろえると,
次に級数のインデックスを一番大きなものにそろえると,
右辺は恒等的に0なので,項別微分を行なうと,の係数はすべて0になる.よって漸化式
または
を得る.
ここで,
は初期条件
で決まるので,この場合は任意の定数と考えられる.よって,
を順次求めると
これより
また
よって
となる.
2.
(a)
より,は通常点.よって,解を
とおくと,
となる.これらを与えられた方程式に代入すると
を得る.ここでのベキを一番小さなになるようにそろえると,
次に級数のインデックスを一番大きなにそろえると,
右辺は恒等的に0なので,項別微分を行なうと,の係数はすべて0になる.よって漸化式
または
を得る.
ここで,
は初期条件
で決まるので,この場合は任意の定数と考えられる.よって,
を順次求めると
これより
また
よって
となる.
(b)
より,は通常点.よって,解を
とおくと,
となる.これらを与えられた方程式に代入すると
を得る.ここでのベキを一番小さなになるようにそろえると,
次に級数のインデックスを一番大きなにそろえると,
両辺は恒等的に等しいので,
ここで,
は初期条件
で決まるので,この場合は任意の定数と考えられる.よって,
を順次求めると
を得る.
これより
また
よって
となる.