対数関数 複素変数の指数関数の逆関数を複素変数の対数関数(logarithmic function)という.つまり,複素変数との間に
の関係があるとき,
と定義する.ただし,指数関数は周期を持っているので,
となり,
となる.したがって,
対数関数は,1つの複素数に対して無限個の異なる値が対応する.すなわち無限多価関数である.の主値または主分岐は
で与えられるが,長さの区間なら他の区間でもよい.例えば
.
例題 2..3
の値を求めよ.
解
を用いる.
練習問題2.4
1. は2つの分岐を持つことを示せ.
2. 次の値を全て求めよ.
- (a)
-
- (b)
-
- (c)
-
- (d)
-
3. 次の値をの形で表せ.
- (a)
-
- (b)
-
- (c)
-
- (d)
-
4. 次の公式を証明せよ.
- (a)
-
- (b)
-
(5) 次の値を求めよ.
- (a)
-
- (b)
-
- (c)
-