1.
集合が領域とよばれるには次の2つを満たす必要がある.
注意
を点
の
近傍という.
1. 原点以外の点を選び,
と原点までの距離の半分
を
とすれば,
近傍
は
に含まれる.したがって
は開集合.
2.内のいかなる2点を選んでも
に含まれる連続な曲線で結ぶことができるので,弧状連結性が満たされる.
したがって,は領域
1. 原点以外の点を選び,
と虚軸までの距離の半分を
とすれば,
近傍
は
に含まれる.したがって
は開集合.
2.内のいかなる2点を選んでも
に含まれる連続な曲線で結ぶことができるので,弧状連結性が満たされる.
したがって,は領域
1. 実軸上に点を選ぶと,どんな
近傍
も
以外の点を含むので開集合ではない.しかし,
内のどの点を選んでも,その点の
近傍は
に属する点と属さない点の両方を含む.このような点の集まりを
の境界という. したがって,
は閉集合である.
2.内のいかなる2点を選んでも
に含まれる連続な曲線で結ぶことができるので,弧状連結性が満たされる.
したがって,は閉領域である.
1. 原点以外の点を選び,
と
または
までの距離短い方の半分を
とすれば,
近傍
は
に含まれる.したがって
は開集合.
2.内のいかなる2点を選んでも
に含まれる連続な曲線で結ぶことができるので,弧状連結性が満たされる.
したがって,は領域
2.
3.
注意
1. 複素平面上の全ての点で指数関数は連続,原点以外で対数関数
は連続,分母が0以外で有理関数は連続
2. 連続関数の和,差,積,合成はまた連続,分母が0以外で商も連続.
(e)
は有理関数.したがって分母が0となる点で不連続.つまり
の解となる点で不連続.
したがって,
(g)
は
以外では有理関数.したがって分母が0となる点
以外では連続.では分母が0となる点で連続だろうか.
は区分的関数.したがって連続性を調べるには定義に戻る必要がある.つまり