6.9
1.
より定まる陰関数がで極値
をとるならば,
さらに
(a)
まず,
を満たすを求める.
より
.
次に,
より
を計算すると
よって
のとき
は極小値,
のとき
は極大値.
(b)
まず,
を満たすを求める.
より
.これを
に代入すると
よって
.
次に,
より
を計算すると
よってのとき
は極小値,のとき
も極小値.
(c)
まず,
を満たすを求める.
より
.これを
に代入すると
よって
.
次に,
より
を計算すると
よって
のとき
は極小値.
2.
と
の少なくとも一方は0でないとする.
条件
の元で,が
で極値をとるための必要条件は
とおいて,
で
が成り立つことである.
ここで,
の点を特異点という.
(a)
とおくと
のとき式(10.9)より,,式(10.10)より
.
のとき,式(10.11)より
.式(10.10)に代入して,
より
.式(10.9)に代入して
より
.よって,
.したがって,式(10.9),(10.10),(10.11)の解は,
このとき,の値は,
一方,
は有界閉集合で,この上では連続だから最大値,最小値を持つ.以上より,最大値は
最小値は
(b)
とおくと
式(10.12),(10.13)より
よって,,または,
.
より
.したがって,
.
一方,
の第1象限の部分に原点をつけ加えたものは有界閉曲線で,はその上で連続だから最大値,最小値を持つ.以上より,最大値は
又,
なら
であるから,
が極小値かつ最小値である.
(c)
とおくと
式(10.16),(10.17)より
よって,.のとき
より
.したがって,
.のとき
.したがって,
.
このとき,
の値は,
一方,
は有界閉集合で,この上では連続だから最大値,最小値を持つ.以上より,最大値は
最小値は
3.
とおくと
.
式(10.19),(10.20)より
.これを式(10.18)に代入すると
よって,
より
.一方,
は有界閉集合ではないが,
とすると,
は有界閉集合となり,この上で
は最大値を持つ.以上より,最大値は
4.
とおくと
.
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(10.21) |
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(10.22) |
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(10.23) |
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(10.24) |
式(10.22),(10.23),(10.24)より
,
,
.ここで,とすると,
より.これを式(10.21)に代入すると
よって,
.とすると,
より.これを式(10.21)に代入すると
よって,
.とすると,
より.これを式(10.21)に代入すると
よって,
.これより式(10.21)の値を求めると
一方,
は有界閉集合で,この上では連続だから最大値,最小値を持つ.以上より,最大値は
また,最小値は