と事象
とが同じであるとき,
と書く.事象
が事象
に含まれているとき,
と書く.
自身で表される事象
,
の少なくとも一方が起こる事象.
で表す.
,
がともに起こる事象.
で表す.
に対して
が起こらない事象.
で表す.
で表す.
事象の演算について,集合の場合と同様に次の関係式が成り立つ.
,空事象を
とするとき,
に対して
に対して
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に対して(DeMorganの法則)
,
,
に対して,
の任意の事象
に対して,次の公理を満足する実数
が定まるとき,
を事象
の確率といい,確率が考えられる事象を確率事象という.
のいずれの2つも互いに排反であれば,
条件確率(conditional probability) 事象
を固定して,事象
の関数として
と定義すると,この関数は確率の公理を満たす.これを事象
が起こったときの事象
の条件付き確率(conditional probability)という.
事象
が互いに排反であり,
に対して
となるので,
1.
= [さいころを4回投げて少なくとも1回6の目がでる].
= [2個のさいころを同時に24回投げて少なくとも1回2個とも6の目がでる] とするとき,
を求めよう.
を求めよう.
2. ある患者がある種の症状を訴えてきた.医師の経験から,同じ年齢層の人がその症状を訴えるとき,約5%の人がガンであることを知っている.一方,ある精密検査によって真のガン患者に対しては85%の陽性反応を示し,ガン患者でない人にも5%の陽性反応を示す.もしある患者がその精密検査の結果陽性反応を示した場合,その患者がガン患者である確率を求めよう.
3. 次の関係を示そう.
と
が互いに排反ならば,