を用いることにより
の項を落とすことができるので,その解は常微分方程式
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を解け.
解
とおくと
について1階線形なので積分因子
より,
で積分すると,
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次の解法は変数分離法(method of separation of variables)とよばれるもので,
の関数
と
の関数
の積の形の解
を捜す方法です.
を解け.
解
を
を用いて解く.
まず
より
と独立で右辺は
と独立.それが等しいということはともに同じ定数ということがいえる.この定数を
とおくと
のとき
とおくと
のとき
とおくと
のとき
を代入することにより
と
を分離できる微分方程式を変数分離形(separation of variables)といいます.
解
よりさきほどの例題の結果が使えます.初期条件
の形より3つの解の中から
より
または
.しかし
なら
となるので
とおくと
を用いると
または
なら
となるので
よって
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を用いるために両辺を
で偏微分すると
より
.これよりここまでの条件を満たす解の列
を満たすために,
その他の
とおき,重ね合わせの原理を用いると
を用いると
の代わりに
が使えます.
次の例題が示すように,変数分離法は変数係数の偏微分方程式にも使えます.
を解け.
解
を与えられた方程式に代入すると
とおくと
とおくことにより解が得られる.
のとき
とおくと
,
のとき
とおくと
,
のときは
となる.
とおくと
,
とおくと
,
のときは
となる.
したがって,
偏微分方程式のすべてが変数分離形になるわけではありません.たとえば
とおくことにより,
を
と
の合成関数とし,
と
の係数が0になるように
と
を選ぶことにより
を求めるという方法です.次の例題で詳しく示してみましょう.
を解け.
解
とおくと
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を二次方程式
の異なる実数解とすると
.
これより
を得る.これを解くと
で積分すると
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法を用いて波動方程式
の解で初期条件
解
とおくと
は二次方程式
の解になるので
.よって
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.よって
,ただし
はある定数.この
を上の2つの式の最初のほうに代入すると
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