クラスの表記

クラス図技法はオブジェクト指向法の中心的な存在である.クラス図はシステム中のオブジェクトの型とそれらの間に存在する静的な関係について説明する.

まず,クラスは完全形の場合,次の図のように3つの区画に分けて表示される.

図: クラスの表記
\begin{figure}\begin{center}
\includegraphics[width=4.7cm]{UMLFIG/class-1.eps}
\end{center}\vspace{-1cm}
\end{figure}

省略形では,名前区画だけあればあとの2つはあってもなくてもよい.

例として,三角形クラスを書くと,

三角形
作成者 = Yokota,
底辺
高さ
面積を計算する
または,
三角形
作成者 = Yokota,
−底辺 : double
−高さ : double
+面積を計算する(底辺: double,高さ: double) : void

と記述する.ここで,Publicメンバは「+」で表し,どのクラスからも参照可能である.また,Protectedメンバは「#」で表し,クラス内,および,派生クラスからの参照可能である.さらに,Privateメンバは「-」で表し,クラス内からのみ参照可能である.

クラス図は,クラスの内部構造とクラス間の関係をモデリングする際に使われる.例えば,単純なクラス図の例として,会社と社員の関係を考えてみよう.クラス図は図[*]のようになる.

図: 簡単なクラス図
\begin{figure}\begin{center}\includegraphics[width=7.2cm]{UMLFIG/class-company.eps}
\end{center}\vspace{-0.6cm}
\end{figure}
このモデルは,次のようなことを表している.